休日に、缶のお酒を飲む女性って、なんだかかっこいい。
ソファに座って、プシュッと缶を開けて、一口。
そして、好きな本なんかを読みながら、ゆっくり過ごす。
なんというか……
「大人の休日」って感じがする。
そんな休日にちょっと憧れていた。
でも、私は下戸なので、お酒はほとんど飲まない。
自分へのご褒美として、休日に缶のお酒を一本。
それだけで、なんだかちょっと素敵な大人になった気がする。
そんなわけで、コンビニで缶のお酒を買ってみた。
いよいよ、そのときがやってきた。
プシュッ。
缶を開けて、一口。
「おお……こんな感じか!」
初めて飲む味。
なんだか大人の味がする。
大人の階段を一段上った……というより、
「キャリアウーマンの休日」
という感じである。
……こう思っているのは、私だけかもしれない。
暑くて喉も渇いていたので、思ったよりもぐびぐび飲んでしまった。
「意外といけるかも!」
なんて思っていたのも束の間。
なんだか心拍数が上がってきた。
そして、顔も赤い。
「あれ……?」
情けない。
結局、全部飲み終わることもできず、そこで終了。
そのままベッドに横たわった。
私が憧れていた、
「お酒を飲みながら本を読む休日」
は、どうやら憧れのまま終わりそうである。
だって、酔って何も読めない。
本どころではない。
どうやら私には、缶のお酒一本で「キャリアウーマンの休日」を演出するのは、まだ早かったらしい。
憧れは憧れのままで。
そんなふうに、妄想で楽しむ人生も、たまにはいいかもしれない。
そんなことを思った、1日である。

